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山本貴代さん(「女の欲望ラボ」代表)   

今週のゲストは、この秋に「女の欲望ラボ」代表として独立されたばかりの山本貴代さんです。
「晩嬢という生き方」や「ノンパラ ~パラサイトしない女たちの『本当』~」など、数々の興味深い著書もお書きになっています。
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女の欲望ラボ?!
博報堂生活総合研究所の上席研究員という経歴をお持ちの山本さん。博報堂では、海外と比較した場合の日本人や、女性、富裕層など、幅広い範囲の生活者の研究をされていましたが、この秋、20年以上勤められた博報堂から独立。専念するに至ったのは、その名も「女性の欲望ラボ」。ドキッとさせられるような名前のそれは一体・・・??
「女の欲望ラボ」とは、東京の、ある程度大きめの企業に勤めていらっしゃる、20~40代までのOLさん達のネットワーク。代表である山本さんが、その一人一人と直接メールで文通し、生の意見や考えをまとめている。「OLさん達みんなそれぞれが面白い考えを持っているけど、もしかしたら自分は微力だと思っているかもしれない。でも、みんなの考えをまとめて、一つのキーワードにして、世の中に『ポッ』って放ってあげると、それがキラキラと光り始める
著書「晩嬢という生き方」は、まさにその”キラキラ”がいっぱい詰まった一冊。女性ならば、ウンウンと頷きながら、一気に読めてしまう。男性は、女性達の“欲望”に圧倒されながらも、そこからビジネスのヒントを得ようと、じっくり読み入ってしまうかもしれませんね。


山本貴代さん(「女の欲望ラボ」代表)_f0207537_20133429.jpg♪ 「サーフ天国,スキー天国松任谷由実
1988年のバブル期に博報堂に入社した山本さん。「当時、冬はこの曲をかけてスキーに行っていた。そういえば、高校の卒業旅行も苗場のユーミンツアーです!初めてスキー板をはいた小学生の頃は、中島みゆきさんの『わかれうた』や『悪女』がスキー場に流れていたなぁ。」



山本さんとお喋りしていて楽しいのは、山本さんの口から次々と飛び出す言葉達。コピーライターや作詞をされていたこともあるとのことで、言葉の選び方やセンスが抜群!例えば、ラボは年代によって3つに分類できるそうなのですが、その呼び名が、20代は「末娘ラボ」、30代は「次女ラボ」、40代は「長女ラボ」。思わず口に出したくなるような、可愛くて洒落の利いたネーミングですよね。ちなみに、50、60、70代女性を集めた「マダムラボ」も最近欲張って作ってしまったのだそうです。


山本貴代さん(「女の欲望ラボ」代表)_f0207537_20145771.jpg♪「いとしのエリーサザンオールスターズ
実は、大学時代にアナウンス研究会に入っていて、スキー場でDJのアルバイトしたことがあるそうです。「ナイターで最後のリフトを止めた後、その日の最後にかけるのがこの曲。曲が終わり、あたり一面がシーンとなった中、エリーの余韻を感じながら、パトロールのおじさんのスノーバイクの後ろに乗って、宿泊していた山小屋まで送ってもらった。そんな思い出があるんです。」


女性の生き方はパッケージツアーからフリースタイルに。
今の時代、女性は本当に元気。海外旅行にしても、最近は普通に出かけるのは飽きてしまって、いわゆる観光旅行ではなく、例えばハワイでフラダンスのショーに出るとか、イタリアならば教会の修復作業を手伝うとか、マチュピチュで瞑想とか・・・聞くとビックリしてしまうんだけど、捻りやオリジナリティがある。
男女雇用機会均等法ができて、女性が社会に出るようになってから20数年。女性の生き方は、何歳で結婚、何歳で子供を産んで、という昔のパッケージツアーのような人生から、今のような選択肢の多いフリースタイルの人生に変化してきた。いまの女性には自由さがある。しかし「自分で全部選ばなければいけない。逆に自立していないと選べない、ということで悩んでいる人もいる」と山本さん。みんなで『どうしよう、どうしよう』と揺れていたつもりが、ふと振り向けば誰もいなかった・・・なんてことがないように、自分自身でちゃんと人生設計しなければならない。日本人はいま、世界で一番の長寿!まだまだ長い人生、外面はもちろん、内面も磨きながら生きていきたいですね。


山本貴代さん(「女の欲望ラボ」代表)_f0207537_2034411.jpg♪「Kawaipunaheleケアリイ・レイシェル
ゆったりとしたハワイアンの一曲。「夫がこの曲を好きで、出会った頃からよく聞いていた。夫とは10年以上の付き合いなので、最近は喧嘩もするけれど、この曲を聴くと平和だった頃(?)を思い出す。いろいろな場面で聴いて、あの頃はこうだったとか、感謝の気持ちをまた取り戻そうとか、優しくなろうとか・・・いや、優しいんですけどね(笑)」


「女の欲望ラボ」静岡に進出?!
山本さんは元々静岡のご出身。駿東郡長泉町のおてんば娘で、毎日富士山を見ながら育ったそうです。「静岡はお水が美味しい、富士山がある、空気も美味しい。人も穏やかですよね、例えば不良と言っても不良っぽくないというか(笑)」 東京のような、ざわざわしたコンクリートジャングルに住んでいると三島の良さ、静岡の良さを実感するそうです。
でも・・・「女の欲望ラボ」は、東京限定なんですよね??
余裕があればもちろん、真っ先に静岡支部を作りたいと思っています。夢じゃなくて現実にしたい。」との嬉しいお答え。その際には、この番組でも募集を呼びかけていただけるそうです。楽しみですね。「マダムラボの静岡支部長を、望月さんにお願いします」との任命も。末永いお付き合いをよろしくお願いいたします!

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時間が来てしまったのですが、楽しいお話が尽きないので、来週も引き続き、山本貴代さんをお迎えしてお送りすることになりました。ぜひお楽しみに!

by crossroadmidori | 2009-11-27 21:22 | 2009.11.27(山本貴代)

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