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江原啓之さん(スピリチュアル・カウンセラー)   

今週、来週と二週に渡って、2月27日に静岡コンベンションアーツセンター「グランシップ」の中ホール・大地にて行われましたSOUND IN CROSSROAD初の公開収録をお届けします。ゲストには今回で3度目の登場となる江原啓之さん、そして満席のお客様をお迎えし、いま話題の“婚活”をテーマにお話をおうかがいしました。
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結婚ってスピリチュアル的に見ると?
江原さんいわく、結婚とはズバリ”学び”。「結婚式での指輪はツルハシの交換。結婚したその日から来るのは労働!」と言われると、何だか悲しいお知らせのようですが・・・「でも、それが素晴らしいんですよ。人間として成長するために一番良いことは、結婚すること、もし可能であれば親になること、上司になること、または会社などの経営者になること。これらに共通するのは“ままならないこと”なんです。」自分だけのことだったら何とかなるけれど、配偶者や子供や部下、自分以外の人とやっていくというのは、確かにままならないことだらけ。「結婚というのは、本当は人間性を磨くためのものなんだけど、みんなそこまで覚悟していないと思うの。どこか世の中が不安だし、どこかに嫁にいっていれば安心かもしれないとか、就職の一環としての”永久就職”とかね。『この人と結婚して一生幸せでいられますか?』なんて相談してくる人もいるけれど、そんなことはあるわけないんだから。どちらかが病気になることだってある。ままならないっていうことを理解するべき。」

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♪「You Are Everythingダイアナ・ロスマーヴィン・ゲイ





お見合いに賛成!
そもそも“婚活”という言葉が出来た背景は、昔は適齢期になるとお見合い話を持ってきてくれるようなおせっかいおばさんが近所にいたり、コミュニティや家族の制度というものがあった。また、同じ会社にずっと勤めることが当たり前だったので、その中で職場結婚が芽生えやすかった。最近はそういう環境が変わり、機会が減ってきているため、あえて結婚活動をしなきゃいけない、ということで婚活という言葉が生まれたようです。そういえば最近、お見合いがきっかけってあまり聞きませんよね。「私はお見合いは賛成の人なんですよ。なぜかというと、お見合いと恋愛って何が違うかっていうと、出会いのきっかけだけなんですよ。美輪明宏さんがよく『正負の法則ってあるのよ』って言ってるの知っています?お見合いは相手のことが分かっているから、恋愛ほどのトキメキはない。でもそのぶん、相手の家とかいろんな情報を理解した上のスタートだから、自分の器や状況にちゃんと合っている前提がある。恋愛はあとから難しい問題が出たりする。私の相談者でもよくあったのが、例えば母一人子一人で、遠い人のところには嫁ぎたくない。でも恋愛の場合はそうはいかない。ときめいちゃうのが先だから。お見合いならば最初から、静岡の人!何かあればすぐにお母さんのところに帰れる距離。自分が譲れないポイントを前提で出会うことが出来るわけですよね。」
でも女性って夢もトキメキも欲しいもの。『お見合いなんて・・・』って思ってしまいそう。「ドラマみたいな出会いを夢見るんですよ。今の時代そんな出会いないでしょう?『お嬢さん、ハンカチ落ちましたよ』なんて(笑)。詐欺だと思った方がいい、危ないんだから。大体、30代くらいの男性ってバリバリ働いているんですよ。街でフラフラしてないの。そういう意味でも、お見合いっていう形は、現代には逆に合っている、と思うんですね。合コンとかグループのお見合いっていうのは反対なんです。お互い品評会になるでしょ?お見合いっていうのは、常に一対一の勝負なんですよ。お互いに相手しか見ない真剣さがある。」

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♪「Happiness Is Me And You」ギルバート・オサリバン





結婚には“覚悟”も必要
結婚することに対して、「婚活だ、出会いだ」とお祭り騒ぎしているだけでは駄目、昔と今の結婚に対する意識の違いに目を向けるべき、と江原さんは言います。「昔の女性は、結婚とは実家と縁を切り、嫁ぎ先に生まれ変わることだと理解していた。なぜ白無垢を着るかっていうと、あれは死装束なの。結婚と言うのは『お前は一度死んだのです。その新しいお家で生まれたんです』という意味なんですよ。今や、新婚旅行から帰ってきて、すぐ実家ですよ(笑)で、気に入らないと即実家!お姑さんにちょっと厳しいことを言われると『なんで親でもないこの人に言われなきゃいけないの!』って。それに対して味方しない夫は『マザコン夫』なんて言われてね。」 耐えるところからだんだん本当の家族になっていくっていう、そういうプロセスってありますよね。すぐ実家に帰れるとか、友達と遊びに行けるとか、あまりに自由がききすぎてしまうと他に逃げ道ができてしまうから、『ここを乗り越えなきゃ』という学びを放棄してしまう・・・そういうことがあるかもしれないですよね。「結婚式のことで親子で揉めることもありますよね。誰を呼ぶ呼ばないとか、私はこういう結婚式はやりたくない、理想があるのに親がこういうふうにして欲しいと言う、とか。私、そういうときには娘の方を必ず叱るの。親はどんなにそれが愚かなことであっても、その日を夢見て頑張って育ててきたんですよ。理想があるなら、自分達のお金で好きなようにもう一回やればいい。親のために結婚式、披露宴はある。まずその自覚からしましょう。」 育ててもらった感謝を表すための結婚式。その気持ちだけで充分に素敵なお式になりそうです。

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♪「 Ti Amo EXILE





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来週も引き続き、公開収録の様子をお送りします。お楽しみに!

by crossroadmidori | 2010-03-19 22:15 | 2010.03.19(江原啓之)

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