カテゴリ:2009.09.04〈イッセー尾形〉( 1 )   

イッセー尾形(俳優)   

   今週はイッセー尾形さんに、ワークショップのお話を中心にお聞きします。

阪神・淡路大震災がきっかけでスタートしたワークショップ。混乱の中で、「こんな時だからこそイッセーさんの芝居を見たい」という人がいらっしゃった。大変な状況の中でチケットを発券したり、芝居の準備をしたりというようなことをやっている人たち。それを知って“普段は私が普通の人たちを演じるけど、普通の人たちが(自分の中に)思い描いている人を出し合って、芝居を作れるかも知れない”と思った。それがワークショップのはじまり。

f0207537_21445227.jpgこの活動が公共事業として認められて、
イッセー尾形のつくりかた
スタート。年間7〜8箇所の劇場で開催。200〜300人の人と円陣を組んで、作家の森田雄三が一人一人と会話しながら芝居を作っていく。「何か分からないけど来てみた」という人、「何かが変わるかも知れない」と思って参加した中年の方、「とにかく行かなくちゃ」と思って参加した主婦の方。小学生から70才く
                 らいまでいろいろな人たちが集まる。

  予定したことなんて伝わらない!
ワークショップの一環として、ラジオドラマを作っている。台本がない、起承転結がないドラマ。予定したことなんて伝わらない。予定していなかったことが伝わる。何に囚われているのか、どんな世界観を持っているのか。それぞれに違う人たちが出会ってラジオの前でしゃべることは奇跡的なこと。役者ではない、リアルな人たちが架空の世界の人物を想像する。実際の自分とその想像している人物までの距離感を埋めようとしたり、相手に対する気遣いがあったり。いろいろな瞬間が5分という短い時間の中に詰まっている。だから楽しいものができあがる。

  日々の暮らしがライブそのもの!

学校の先生を対象としたワークショップ。西宮の中学の校長先生から講演を依頼され、「講演ではではつまらないからワークショップをやろう」と企画したことがきっかけ。学校の先生は、日々大変なストレスを抱えている。それが芝居の中に流入してくる。体を通して表現すると大変なことも深刻な問題にならない。僕の役割は、そのエネルギーをお客さんにお裾分けしていくこと。先生は日々生徒に向かっているから舞台に立ってもあがらない。普通の人達とは違って舞台の上でもどんどん前に出てくる。

東京の高校でのワークショップと、西宮の学校とは全然違う。先生に生徒を演じてもらうと、机にしがみついている生徒、テンポをとっている生徒、不自然な寝方をする生徒、先生をじっと見て「先生、そこ間違っているよ」とチェックする生徒など。西宮とはまったく違う目線、人物像が出てくる。今はやっていないけれど、東北、北海道、九州はどうなんだろう・・・。そう思うと日本は果てしなく広いね。ワークショップを経験した先生は、何らかの影響を受けて日常の暮らしに戻るから、現場に戻った時にきっといつもと目線が変わっていると思う。

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060.gifJovano Jovanke(17Hippies)
*Jovano Jovanke が収録されているアルバム「Berlin Style」



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060.gifAnywhere I Lay My Head (Meret Becker)
*男性のような声ですがドイツの女優さんが歌っています。




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6時に起きるようになった!60才というのは完璧に視野に入っている。今日聞いて頂いたような、いろいろなアーチストの方に出会って、刺激をもらっている。いろいろな人たちとまた会いたいと思う。自然が一番!お風呂の水があふれるように、と語ってくださったイッセー尾形さんでした。

      これからも公演が続きます。ぜひお出かけくださいね。

          公演スケジュールはこちら!
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by crossroadmidori | 2009-09-04 21:26 | 2009.09.04〈イッセー尾形〉