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伊勢正三/シンガーソングライター   

伊勢正三さんと先週のお話の続き、「風」のことから…

     人生の大事なポイントほどおおまか
            〜風のように、自由気ままにやりたい〜

f0207537_15273991.jpg一番最初の、吉田拓郎さんとかぐや姫の“つま恋コンサート”のときに、としてはじめてのパフォーマンスをした記憶がある。でも、それが「風」結成というわけでもないのです。「かぐや姫」の解散コンサートツアーをしながら、「風」としてもステージに立っていた。風のように、自由気ままにやりたいから「風」と名付けた。 風は止まってしまうと空気。だから活動が止まった時点で、風も自然に無くなってしまう、その時が解散なんだと思っています。

性格はすごく細かい。あれこれと気を遣うタイプだし。明日の目覚まし時計のメロディを何にしようか、紅茶をいれる角度は98度がいいとか、ワインの飲み方とか・・・。でも、人生の大事なポイントほどおおまか。人生の岐路に立たされたとき、どっちをとるかということになると天にお任せという感じで、どこか達観しているところがある。

f0207537_13454862.jpg060.gifエモーション/サマンサ・サング
なつかしいなあ。。。この曲も、バリー・ギブの作品。今でもこんなアナログっぽい音の構成が理想。フェンダーローズのピアノ、ギター、ドラムスとコーラス。余分なものが何もないのに、それでいてエモーショナル。ウキウキ、ワクワクできる。音楽の力って凄いなぁ。

お客さんから“元気になりました”って言われるのは何よりの褒め言葉。“ありがとう”なんて言われるともう嘘のように嬉しい。僕自身も好きな音楽を聴くと、そんな気分になれるからね。僕らももうちょっと頑張って努力しないといけないなぁ、って。


        言葉が発する景色や情景

僕は歌詞に具体性を持たせる方なんです。今風に言うとちょっとベタな歌詞。何か言葉を発した時に、景色や情景を思い浮かべてもらえればいいなぁ。そういう書き方をずっとしてきた。それが年代を重ねて行くとともになかなか難しくなってきている。僕の場合は時代を書いているから、何に対して歌えばよいのか、と。。。

        いつでも新しい曲を作りたい!

僕は、いつでも今からでも新しい曲を作りたいという気持ちが満々。だけど(地方に行ったりすると)ファンは30年前の古い曲をやっぱり聴きたい。その時代の音楽を聞くと、街の雑踏の感じとか、ファッション、テレビの番組とか、思い浮かべるからね。やっぱり音楽って凄い。だけどそんなファンの気持ちとのせめぎ合いがいつもありますね。

060.gifほんの短い夏/伊勢正三
オムニバスドラマ「泣きたい夜もある」の主題歌。ラストシーンを描く印象的な曲。


       気持ちを切り替えるチャンネル!

“伊勢さん、この前観ましたよ! それで伊勢さん、まだ音楽はなされてるんですか?”なんて、それが冗談でないくらいフライフィッシングが大好き。釣り雑誌の表紙にもなっているし、スカパー!の専門チャンネルにも出演しているほど。静岡サマサマでね、静岡には良く行きますよ。

ガーデニングやキャンプも好きで凝るんです。それは自分の中のバランスをとる方法。いつも街にいてスタジオ作業ばかりだと“何か違う、人間ってこれでいいのか”って思う。だけど、南こうせつみたいに本格的にクワを持って畑をする体力はないから、ナルシストとしては、格好から入るスタイリッシュなフライフィッシング(笑)、帰りに寄る伊豆の温泉が大好きってことも・・・。060.gifそんな暮らしの中で/風

       歌を作ることが一番好き!
                
f0207537_1471739.jpg自分に何が好きかを問うと、必ず歌を作ることが一番好きというところに行きつくんです。歌を作り始めると、他のことには一切興味がなくなる。歌はいろなところから出てくる。いろんなことをやっていないと歌なんて出来ない。だから人からも多趣味だと言われたりして、いろいろなことをしているけれど、それはモチベーションを高めるため。職業作家的に依頼されて作ることも嫌いじゃないけれど・・・・。


      自分から生まれたがっている歌!

自分から生まれたがっている歌を(お手伝いして)歌の形にするのが僕の仕事。実はなごり雪はプロとして作った初めての曲なんだけれど、あの時、あの曲をなぜ自分が作ったのか、なぜ出来たのか、分からなかったんです。確かに僕が作った歌なんだけれど。

僕が作らなくても、もともと060.gifなごり雪というモードがあったのだと思う。それを僕は僕のフィルターでああいう切ない表現にして世の中に送り出した。でもあの歌が生まれてこようというモチベーションはあったんだ。僕は“歌”が生まれてくるモチベーションに出逢うために、いつも何かをしておきたいという気持ちがある。そのためにもっと大きなものを観ていたい。大袈裟に生意気に言うと、宇宙そのものを常に観ていたいと思うんです。


              
         ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆ ☆☆☆

         これからやってみたいことは?とお聞きしたら、
          やっぱり歌を作ること!と明快なお答え。
          この夏から秋にかけてのライブ予定は!

8月21日伊勢正三 with センチメンタル・シティ・ロマンス RESORT LIVE in 軽井沢。
8月22日風ひとり旅「風」の楽曲だけで構成されたライブ。こらからもたくさん続きます。

  “8月は暑いからリゾート地でと言う訳じゃないけど” と言う伊勢さんですが、
       どうぞリゾート気分でお出掛けくださいね。

       お話は尽きないのですが、060.gif22歳の別れを聞きながら...
         伊勢正三さん、本当にありがとうございました。
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by crossroadmidori | 2009-08-14 14:09 | 2009.08.14〈伊勢正三〉