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吉行和子(女優・エッセイスト)   

今週は映画やテレビドラマでおなじみ、女優の吉行和子さん。

いま現在の活動は?
「長いことやってました舞台をやめましたので、それで、そんなようなことを書いたひとり語りって言う本を書いて、やっと出来たんですね。ですから、少しづつ何かを書きながら、それから舞台の芝居はやらないんですけど、一応、舞台はやっていくので、誰かの舞台にゲストで出たり、それから朗読したりって、そんなことは今年も何回かあります。」

テレビ番組ですとか、そう言ったものも引き続き活動されるのですよね?

「テレビもやりますし、映画も2本か3本、これからやります。やっぱり女優って言うのもいい職業で、私のこの歳で、この歳だからやれるみたいな役もあるんですよね。」

主な舞台をなさらないのは、何か転機が?
「私ね、55年間も舞台をやったんですよ。それでね、最初のうちは大きい劇団にいましたから、ただ劇団が企画してくださるものをやってたんですけど、そこを辞めてから40年間くらいは全部自分で考えて、なにもかも、スタッフから、それから劇場を借りるお金から、なにもかもやってたものですから、ぼつぼつ限界かなぁって思いまして、だから後はそう言うことはやらないで、映画とかテレビで、私にくださった役をね、役だけ考えてやればいいかなって思ったんです。」

吉行さんにとって演技や役者の魅力は?
「違った世界に入れるってことなんですね。だから役に扮して、自分じゃない誰かに扮してやるって言いうのが、とってもノビノビと出来るんです。むしろ。現実の世界だといろいろ制約もありますけれども、フィクションの中に入っちゃったら、もう好き放題ですからね。それと自分と全然違う役って言うのも面白くて、たとえば、さっき出て来た佐賀のがばいばあちゃんなんてのは、もう凄い働き者で、いろんな仕事をするんですよね。何一つ私は実生活でやったことがないことばっかりなんですよ。そうすると結構面白くなっちゃって、元気に出来るんです。」

違う自分になれるってことが続けてこれた魅力なんですね。

「それとやっぱり舞台は生ですから実際にお客様がいらしてくださって、そこで一緒に、お客様と一緒につくってくって言う、ライブ感覚って言うんですか、だから歌手の方がやっぱりレコーディングで完璧な物をつくるのとは別に、ライブでお客様と一緒にコンサートをやるって言うと凄く高揚する、ちょっと、それに似た興奮があるんですよね。」

■長谷川きよし ♪ 別れのサンバ ♪
吉行さんは長谷川きよしさんと10年以上舞台を一緒にやられているそうです。
先日、はじめて客席で長谷川さんのステージを聞く機会があって、あらためていい歌だと思い感激されたそうです。

なぜ、女優の道に入ろうと思ったのですか?
「女優になろうと思ったことは最初なくて、中学3年の時に初めて舞台を観たんですね。私は凄く身体が弱くて、お友達と遊んだり出来なかったもんですから、子供の時から本を読んで、本の中の人達が私の友達だったわけなんですよ。それを舞台を初めて観た時に、まるで本を読んでるみたいに登場人物が、生きた人間が出て来て、しゃべって、本をめくるみたいに話が進んでいくって言う、そう言う世界があるってことを初めて知りまして、これは素晴らしい所だと思って、でも身体も弱いですし、自分が女優になるってことは考えずに、高校を卒業すると同時に劇団の試験を受けて、なんか自分がその劇団の中で出来る仕事がないかと思って。」

それがなぜ女優に?

「本当にきっかけって言うのは不思議なもので、アンネの日記と言うのを劇団でやることになりまして、アンネの日記はいまでも皆さん読んでいらっしゃる感動的なものなんですけど、主役が13歳の女の子なんですね。それで劇団の中には沢山芝居出来る人はいるんだけれどって言うんで、一般から募集したんです。それで大勢の方が応募してきて、その方が選ばれたんですけれど、もうひとり、研究所からもひとりって言うんで、私が勉強だから、出るか出ないかわからないけれども稽古場で一緒に練習しなさいって言われて、それでやってて。そしたら選ばれた、最初にアンネの役をやってた方が風邪で声が出なくなっちゃって、急遽、私が舞台に出ることになりました。」

その後、劇団はやめられてフリーで女優をやられたわけですよね。

「ちょうど時代が、そう言う時代になって来て、いろんな演劇が出来てきて、新しい演劇も出来てきたので、私はもう本当に老舗のような立派な劇団で大切に育てられてたんですけれど、やっぱり外の空気にもあたりたくなってフリーになった。」

子供の頃に身体が悪かったことは演技に支障はなかったんですか?

「やっぱり本当に元気な人と比べるといろいろ支障はあるんですけど、ただ、喘息って言う病気だったんですけど、凄く喘息って我慢強くなっちゃうんですよ。苦しいのを我慢しなきゃいけないって言うのがあって、そう言う性格がね、うまくいったんじゃないかと思って。嫌なこととかいろいろあるんですけども絶対めげないみたいな。ですから続いていたのかなって思って。」

■吉岡しげ美 ♪ 私がいちばんきれいだったとき ♪
若い時に戦争があって、そう言う時代に過ごしたって言う茨木のり子さんの詩。やっぱり8月とかになるとどうしても戦争のことを思い出しますし、忘れちゃいけないこと。そんな気持ちで選ばれた曲です。

これからチャレンジしてみたいこと?
「ともかく自分が知らないことをもっと知りたい。この歳になってもまだまだ世の中には私の知らないことが一杯あるはずだから。そう言うものを見たり聞いたり、知らない人に出会ったり、そう言う楽しみがまだまだ残ってるってことが、これからの歓びかな。」

☆☆☆     ☆☆☆     ☆☆☆


大切にしている言葉  “好奇心”
私の中に好奇心がなくなった時は、それが最後かなって思っているから。
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by crossroadmidori | 2010-09-13 21:03 | 2010.08.20(吉行和子)

浅香光代(俳優・浅香流演劇舞踏 家元・武蔵野学院大学客員教授)   

浅香光代(あさかみつよ)大切にしている言葉 “どうもありがとうございました。”

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         〈“旭日双光章”受賞おめでとうございます〉
             -葉桜の母に見せたや授章式-

受賞を知って、母が生きていたらどんなに喜んだだろう。“浅香光代”を支えるためにどれだけ親が苦労したか、と今は亡き母親に向けて詠んだ句 葉桜の 母に見せたや 授章式 。浅香光代一座を支えるために金銭の苦労もあったけれど「今日までこれたのはみなさんのおかげ。」と謙遜する浅香光代さん。

             〈植木等さんの思い出〉
             今月は支払い大丈夫なの?

いつも心配してそう声をかけてくださった植木等さんは、亡くなる前に浅香さんの側にいらしたのだとか・・・。お弟子さんには見えない(防犯カメラに映った)植木等さんの姿が浅香さんだけには見えたのだそうです。亡くなるまで自分のことを心配してくれたと話された浅香さん。そんなことがあった後、別な友人が夢に出てきて慌てて電話したらお元気でね、とユーモアたっぷり。

           〈武蔵野学院大学客員教授〉
         小学校3年まで行ってないけどいいの?

「だから魅力なんです!」と言われて引き受けた浅香さんは、9歳で、浅香新八郎、森静子に弟子入り、14歳で浅香光代一座の座長。そして女剣劇全盛時代を築きあげ、現在は「演劇舞踊・浅香流」を率いる家元。最近の子が親を思わない,親も子を思わない風潮に一言・・・・。

『大学生を前に、何だ、てめえら!って言っちゃうの。親は、お願いだから朝起きて学校行って!なんてね。“親孝行しなよ。しっかりしろ”ってはっきり言ってやるのよ。』と浅香節炸裂。でもね、おかげさまであっちこっちの大学から、お座敷がかかるのよ。

           〈女剣劇全盛時代〉
            ああ、女剣劇!
            
舞台も見ないで「ああ,女剣劇ね!」なんて言われ方してね。でもね、新国劇島田省吾、辰巳柳太郎先生や、十一代目 市川團十郎さんにご縁があって。團十郎さんは(海老蔵さんの時に)浅草常磐座の舞台を見に来てくれて、それから可愛がってもらって、お家芸の“勧進帳”を(衣装もそっくり作ってくれて)演舞場でやらせてくれた。

新派の花柳章太郎先生も、川口松太郎先生の新派の作品も随分やらせてもらって、私が本当に今日まで来れたのは先生方のお力。笑いながら“女がイイ訳じゃないのにね。”私はいつでも幸せ。今日はいろいろあっても明日は晴れる。雨は3日も続かないって思って生きてるのよ。

             〈“みつよ”だから34歳〉

舞台で怪我をして50針縫った時に,お客さんに待っていてもらったことがある。でも最近は「どうですか、お怪我は? 」でなくて 「どうですか。お身体は?」って聞かれるのが嫌。私はまだ34歳なのに・・・・。じじいだとかばばあだとか言っちゃだめよ。

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060.gif人生まだまだ/浅香光代
060.gifひとり旅/浅香光代
060.gifあんたがストレス/浅香光代、世志凡太

 
              


母の言葉--「学校に行っていなくたって“どうもありがとうございました”って書けるじゃないか」と言われたという浅香さんは、お客さんに必ず巻紙で手紙を書かれる。それを額に入れて飾る人もいると笑っておしゃいました。今の時代だからこそ巻紙に、どうもありがとう。の気持ちを込めて。
      
-9歳で弟子入りする時に-
おはようございます。ありがとうございました。いらっしゃいませ。すみません。お疲れさま。言葉は5つ以上話さない。余計なことは話さない。人にはいつも笑顔で。そう言われて育ったから、大切にしている言葉は、“どうもありがとうございました。”


f0207537_6262546.jpg   〈浅香光代 浅香洸雪 師弟絵画展〉
   -みんな元気をもらいにきなよ。あたしゃ待ってるよ-
     5月27日(水)~6月2日(火)
         
     元気のない時代だから元気を出す!
 パワーのかたまり浅香光代さんに説得力溢れる言葉を頂きました。
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by crossroadmidori | 2009-05-15 01:08 | 2009.05.15〈浅香光代〉